品川女子学院中等部

中学校情報

学校基本データ

品川女子学院中等部は京急線北品川駅が最寄となる品川区の私立中学校です。
大正14年(1925年)に荏原女子技芸伝習所として設立され、昭和4年(1929年)に品川高等女学校となりました。校歌は当時の理事長の縁で与謝野晶子が作詞し、今でも体育祭や文化祭などの行事で歌われています。
スマホの持ち込みは禁止されていませんが、校内での使用は禁止されています。自転車を駐輪するスペースがないこと、また駅から近いこともあり、自転車通学をしている学生はいないようです。

部活動

部活動はテニスや卓球、美術部や演劇部などオーソドックスなクラブのほか、珍しいところとしてはフラワーアレンジや筝曲のクラブが活動しています。活動は週1-4日で、日曜日や朝の練習は試合直前などのみと決まっています。珍しい事に各部員の数がホームページで紹介されていますので、どのクラブが人数的に盛んか、もしくは落ち着いているかが分かるのは入学後の生活をイメージしやすいのではないでしょうか。

クラブ活動 | 生活のこと | 品川女子学院
私たちは世界をこころに、能動的に人生を創る日本女性の教養を高め、才能を伸ばし、夢を育てます。

校舎

校舎は品川区の一か所です。この敷地内に中学・高校があり、体育館や図書館などの施設がコンパクトにまとまっています。2018年から校舎の建て替えが始まり、3期工事は2025年夏に完了予定です。完成したばかりの新しい校舎で学べるのは、生徒にとって嬉しいですね。

学校見学

品川女子学院は学校説明会、校舎見学会の機会が豊富です。10月ころまでは保護者対象の説明会があり、11月からは実際の過去の入試データを用いた試験対策の説明会が開かれます。試験問題の傾向やその年の合格者予想などとても詳しく、かつ実際の試験例題も挙げながら具体的に解説されます。また、品川女子学院の入試は複数日あり、問題文は試験後に即日ウェブサイトで公表されることを活用して、試験前日の問題を本番前に確認することを学校側が推奨するなど、戦略的なことも至れり尽くせり話してくれます。希望者にはぜひ入学してほしいという学校側の姿勢が熱意として感じられる取り組みですので、合格を目指す場合はぜひ入試説明会に足を運んでみてください。加えて、文化祭は9月、オープンキャンパスは11月ですので、普段の学校生活や生徒の雰囲気を知る機会は色々あります。

制服

品川女子学院でよく話題になるのが制服でしょう。キャメル色のブレザーと青チェック側のスカートという配色は他にない特徴で、そのかわいい制服が受験生の人気になっています。色彩のトーンで言えば低~中彩度・明度の組み合わせで、学生らしい落ち着いた雰囲気の出る素晴らしいデザインですね。

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学費

入学金:250,000円
初年度納入金: 1,133,600円 (入学金含む)
寄付金:不要(!)

学校のウェブサイトに寄付金の募集が無いと明記されています。多くの学校が寄付金を募集する中で、このように不要と言い切ってくれるのはありがたいです。

進学実績

国公立に10-20名程度毎年合格者が出ているようですが、人数的には私立大学の合格者数がとても多いです。早稲田、慶応、青山、上智など人気私立大に数十名単位で合格していますが、特に早稲田の合格者数が多いです。早稲田大学とは連携協力協定を締結しており、高大連携の取り組みを進めていることが背景にあるようです。

学校のある駅探検:北品川

品川女子学院は京浜急行の北品川駅にあり、駅自体は品川駅の隣の駅となります。「北」品川という名前ですが、品川駅よりも南にありますので初めて行く場合はご注意を。駅は地上一階建ての比較的小さな駅で、都内の京急の駅では最小の乗降人員となっています。

駅前は国道15号線があり、交通量の多いにぎやかな通りです。学校自体は北品川駅より南に位置していますので、通学では国道沿いの歩道を歩くことになります。歩道は広く、また街灯も整備されているため、部活などで遅くなっても安心です。

駅の近くには趣のある喫茶店が一軒あるくらいで、北品川駅の駅前にはほとんどお店がありません。受験の際、付き添いの保護者は後述する学校の控室で過ごすか、もしくは隣の品川駅で待機することになるでしょう。

国道に沿って歩いていくと右手に学校が見えてきました。この撮影時はまだA棟校舎の建設中でしたが、完成したら国道からも目立つ大きな校舎ができる予定です。

建設中のA棟ができるまでは、B棟、C棟で生徒は過ごすことになります。横断歩道のある十字路のところで、コンビニの脇の細道へ進みます。もし受験当日に筆記用具のなどの忘れ物をした場合には、最後の手段でこのコンビニが重宝するでしょう。

坂道を登っていきますが、それほど傾斜の大きい道ではありません。前方に渡り廊下で繋がったB棟、C棟が見えています。

門に到着です。やはり築年数が少ないだけあってとてもきれいな校舎です。学校周辺は落ち着いた住宅街で、道路もそれほど交通量は無いでしょう。

受験時の待機方法

品川女子学院を受験中の保護者については学校側で待機室を用意してくれますので、基本的にはそこで受験終了を待つことになります。もし他の保護者と同じ場所にいたくない場合には、北品川駅周辺にはほとんどカフェなどが無いため、多くのお店がある隣の品川駅へ移動することになるでしょう。
または、学校前の国道をもう少し新馬場駅の方向に進むと由緒ある品川神社があります。受験期間になると子供だけでなく親御さんも心が落ち着かない状況になることは往々にしてありますので、こちらの様な静寂な場でお参りするのも良いかもしれません。

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