学校基本データ
青陵中学校は東急大井町線下神明駅が最寄となる品川区の私立中学校です。
昭和13年に青蘭商業女学校として開学し、平成7年に共学化しています。
以前は携帯電話の持ち込みは禁止されていましたが、災害時や登下校時の安全確保のため平成30年より持ち込みを許可(使用は禁止)となっています。
また、駅から近いこともあり、自転車での通学は認められていません。
部活動
部活動はテニスや卓球、美術部や演劇部など様々な部・同好会があります。
特徴的な部としてボウリング部やジョギング部などの運動系のほか、マイコン部やアニメーション同好会(創作系)などがあり、体力・知力・技術的な興味を満たせる多くの機会があります。
校舎
校舎は品川区の一か所です。この敷地内に中学・高校があり、体育館や図書館などの施設がコンパクトにまとまっています。以前は校外学習施設として長野県に青蘭寮があったようですが、既に閉鎖されているようです。
学校見学
青陵中学校は特に学校見学に力を入れています。見学は平日・土曜日の特定時間で、予約不要で校内を見る事ができます。学校見学は決められた日程でしか見られない学校も多いですが、予約不要でほぼいつでも見学できるのは受験生にとって嬉しいですね。また、保護者を対象にした学校説明会や体験入学も複数回設定されていますので、学校や授業の雰囲気を確認したい場合にはチャンスが多くあります。
Sラボ
青陵中学校の学習システムで最大の特徴はSラボでしょう。放課後に学生だけに学習を任せるのではなく、専任の講師と学習計画の組み立てを行い、自習状況のチェックや面談による学力向上が図られています。希望者には有料でマンツーマン指導も行われます。通常は学習塾などに追加費用をかけて補完しなければならない自習学習をサポートしてもらえる仕組みがあるのは大きなメリットですね。
学費
入学金：200,000円
初年度納入金： 1,018,400円
寄付金：不明(口コミでは寄付金無しとの情報)
特記事項：特待生制度有り(入試成績上位20名ほどが特待生となり、入学金と年間授業料が免除)
表に出てきにくい寄付金額ですが、もし無いようならとても魅力的ですね。
進学実績
旧帝大や人気国公立に3-50名程度毎年合格者を出しています。通学可能な範囲にある横浜国立・市立大の合格者が若干多いようです。また、早稲田や慶應をはじめ、常置・明治・青山などの有名私立大へもそれぞれ数十名レベルで合格者が出ているのは目を引きます。
学校のある駅探検：下神明
青陵中学・高等学校は東急大井町線の下神明駅にあります。京浜東北線、りんかい線が乗り入れる大井町駅の隣の駅です。大井町線の急行は止まりませんのでご注意を。駅自体は高架上にあり、駅の改札は線路の下にあります。隣の大井町と比べると落ち着いた住宅街が広がっています。
駅を出て高架下を抜けるとちょっとした広場が広がっています。
芝生の広がる広場があります。防災拠点であるとともに、様々なイベントも開かれるようです。東海道新幹線の線路が遠くに見えており、この時はたまたま新幹線が通り過ぎるところでした。
広場の前にはパン屋があります。青陵中学の中には食堂などもありますが、基本的にはお弁当などを持参する生徒が多いようです。ただ、このパン屋に限っては昼休み中の外出が認められているようで、お弁当を用意できない日でも安心です。たまには焼きたてのパンを食べながら友達と過ごす昼休み、というのも良いですね。
パン屋を過ぎたあたりで青陵中学校・高校のグラウンドが見えてきます。さらに10秒くらい歩くと品川区中小企業センターの建物があり、そこで右手に曲がると正門に着きます。
正門に到着です。道中は人通りが多い明るい道で、加えて駅からとても近いので、例えば部活で遅くなったとしても防犯的に安心ですね。また、校門には守衛さんがしっかり立っているので、セキュリティも万全でしょう。
受験時の待機方法
受験中の保護者の待機室については情報が無かったため、近隣での過ごし方を中心にまとめています。まず、下神明駅付近には喫茶店などがほぼ無い(個人店が一店ある位)ため、隣駅の大井町駅で過ごすのがお勧めです。大井町駅は大きく、カフェなども多いため近隣で待つなら大井町です。なお、下神明からなら徒歩でも移動できます。(青陵中学校から大井町まで歩いて10分弱といったところでしょうか)
もし他の保護者と同じ場所にいたくないようなら、大井町とは反対方向に13分ほど大井町線に乗れば自由が丘に着きます。こちらもカフェやお店が多いため、時間に追われる受験日程の中で気合を入れなおすことができます。